「マイラ様のご自宅〜続き〜」
すると、ペタペタとスリッパを履き、髪は少し湿った感じで、いかにも、慌てて乾かしました。と言わんばかりのラフな格好のマイラ様の御登場
である。「すみませんね、まさか先に来ているとは思わなくて;」「いや、いいんだ。髪の毛が濡れているようだが。大丈夫か?」とマイラ
に優しく微笑みかける。するとマイラは「はい。大丈夫です。さぁ。お茶にしましょう。」そう言うと、待ってましたと言わんばかりにメイド達
が焼きたてのクッキーとケーキを盛り付けたお皿を、一人一人に音を立てないように置き始め、先ほどのじいやがお茶を丁寧に入れ始めた。
いい香りのするお茶で、炎冷が「これ何?」と聞こうとした時「これは、魔界のある場所で取れる、珍しい天楼シメ花〔てんろうシメばな〕
という薬草のお茶でございます。ささ、お召し上がり下さい。」と一歩下がる。又、このお茶も美味しいが、それにこのお菓子のクッキーが
よく合って、絶妙のハーモニーを繰り広げているのに、炎冷は大げさかもしれないが身震いするくらい感動した。「めっちゃうまい!!」
と絶賛すると、じいやがニコッと喜ぶように微笑む。マイラも「ね?このお菓子は皆じいやが作ってくれるのよ!?すごいよねぇ☆私も父上も
じいやのお菓子の虜なの!ね!父上Vv」とラルトに振ると「あぁ。そうだな。」と爽やかに少し微笑む。(変化とラルトって、いつもこんな
風にお茶するんだぁ。ふぅ〜ん。いいなぁ。。)とお菓子の味を噛みしめる。するとじいやが、「坊ちゃま。今日は炎冷様を、いかように?」
とラルトに対して尋ねるじいやに、炎冷がつかさず「坊ちゃま〜〜!?;ブッ・・・あーはっはっはっはっ!!」と馬鹿にする。それにラルトは
「な、何が可笑しい!?(怒)」と食ってかかる。「だ、だっておまっ!お、お、お坊ちゃま君じゃぁあるまいし!くっかかかかかか!!」
と、もう大爆笑物だ。いつもは、クールというようなラルトが、家では坊ちゃま!という事に、炎冷は無性に可笑しくなった。するとマイラ
が「こ、こら!炎冷!;ち、父上に・・・・し、失礼よ・・・;;」と、少し下を向いている。どうやら、分身のマイラも同じつぼにはいって
しまったらしく、笑うのをこらえているようだ。「マ、マイラァ〜;;・・・・じいや!///こいつはどうやら魔獣の檻の中がお望みらしい」
と恨みのこもった口調で言った。「すいませんでした、ラルト様。もう笑いませんので。」と誤る炎冷。フッと少し勝利を噛みしめ、「じゃぁ
お前は空いている部屋だ(汚い)」と言おうとしたその時「私の隣の部屋空いてるから使いなよ。」と、ラルトの思想を360°も回転させる
ような提案をしてきた事にラルトは驚きを隠せない。「えぇ!?な。何で!?」そりゃ、そうであろう。ラルトですら渡り廊下を歩いて少し
しなければマイラの部屋に行けないのに、炎冷はお隣というベストポジションなのだから;「いけませんか?どうせ、ごろごろ空き部屋は
あるのですから、炎冷もまぁ慣れない家で心ともないのだから、何かあってもすぐ駆けつけられるじゃない☆」というマイラの意見に炎冷は
ラルトに「ざまぁみろ」と思っていた。この二人。仲が悪いわけではないのだが、仲が良いわけでもなく。という関係という事を頭に入れて
おいていただきたい。そんな中ラルトは(すぐに駆けつけられるって;それは逆にとればすぐに襲えるって事なんだぞ!?;危険だ!いくら
分身でもこのルシファー様やギガにも劣らぬ女好き男をマイラの隣に置くなどと!はぁ!?;心配になったら御腹痛くなってきたぞ;;)
「駄目だ、マイラ;それは駄目だ。」「へ?何故ですか??」「そ、それは・・・。お前なら分かるだろう(泣)」っと腹を痛めながら引きつった
顔で微笑むラルト。「はて?;」というマイラ。分かるだろうって;分んないよ;ときっとマイラは言いたいのだろうが、言えないので黙っている。
「じゃ、お茶も終わって俺の寝床も決まったんだから!俺は寝るよ。変化、案内よろしくぅ☆」「な!?;」「分かった。」「え!?;」
「では、父上。お仕事頑張って下さいねVvおやすみなさいませ〜♪」と言ってその場を去った。「ま、マイラ〜・・(泣)」
その中でじいやは「はぁ〜。。坊ちゃまもまだまだですなぁ。」とため息を溢すじいやであった。