「第4話ファーストを求めて!〜中編〜」

 

あの後、二人は今の現状とマイラの変化についてなど、ことの整理をし始めた。

  1. 卒業生のみのトーナメントでマイラに勝たなくてはならない
  2. 3年前のマイラは、3年後のマイラと違って最高に性格が悪い
  3. マイラは超ど不良だ
  4. トーナメントは最高5人まで
  5. 当初の目的が済んだら即行帰る事
  6. 出場は炎ちゃんのみでOK☆

「っと、まぁこんな感じで・・・」「ちょっと!;人が過去マイラの毒気に当てられて放心状態のを良い事に、何勝手に決めてんのさぁ!?しかも、

俺一人のみってどいう事!?どいう事!?」と完璧に混乱している炎冷。「だ〜か〜らぁ、俺は確かに変装はしててもさ、お偉いさんとかに

バレちゃって混乱を起こすか、後俺マイラさん殴れないしぃv」「俺だって無理だよ!;(怒)」「まぁまぁまぁ;俺は目立つからさ、それにあのやり方

が気に入らないのは、炎ちゃんなんだろ?だったら、自分で自分の分身(?)であるマイラを正す事は、素晴らしい事じゃないか。」とびしっと

言われる。しかし、それとこれとは話が違うのでは?と思いつつも、すぐに「そうかなぁ・・・。」と信じ始める純な青年炎冷・・・・。

「俺は、コーチって事で、お前にマイラ撃退法を徹底的に教え込んでやる!厳しいぞ!?」と意気込みをみせる魔王。「ル、ルーちゃんがコーチ

してくれんの??;・・・・ほんとに大丈夫?;だって俺なんだよ〜?いつも変化にポコスカやられてる・・・↓↓↓」と俯く炎冷。{こいつの悪い所は、

才能はあるのにマイラの存在が大きすぎて、自信を持たない所だ。}と魔王は炎冷に思った。炎冷の肩に手をおき、「大丈夫!何て言ったって

魔王が、魔王が!直々にコーチをするんだぞ?そんじょそこらのヤツのコーチよりも、手っ取り早くて最強なコーチをしてやるよ☆頑張ろう!」

「ル、ルーちゃん・・・(じーん)」「あ、ただし、あんなマイラでも3年後には超可愛いんだから、ファースト・キスの相手も頑張ろうな☆」と言われ、

少し感動見が薄れる炎冷だった。

(場所移動・人気の無い草むら)

「まだ、トーナメントまで一週間あるし、マイラさんのファースト・キスが学生時代の学校行事というのなら、まだ大丈夫だろう。さて、炎ちゃん。

まずは自分に自信を持て。そこから始まる。」「じ、自信って・・・。俺変化に負けないって言ったら、頭の悪さと、+思考だけで;」

とすでに自信0。溜息を漏らしながら、炎冷に座るように指示して、自分も座る。「いいか、炎ちゃん?その悪い部分は、逆に戦闘では有利になる

かもしれない素質を持っている。」という魔王の言葉に興味津々の炎冷。「まず、今回ラッキーだった点。1つ、魔将軍になりたてでまだ、そんなに

実践経験が豊富でない事。2つ、あいつはまだ敗北を知らない事。3つ、3年後にある冷静さが以上にない事。4つ、まだ自分の弱点をカバー

仕切れるほど完璧な状態ではない事、この4つだ。1の実戦経験では、マイラの側で直属部下の仕事をして戦っているお前にしてみたら、断然

力関係なく経験の勝利。2つ目は重要だ。あの態度と考え方からして敗北を知らない顔だ。そういうヤツは、油断してないようで結構相手を軽く

みて勝負をしてくるから混乱などに導きやすい。3つの冷静は、2に似てる。4つは、敗北をしていない為に直せない悪い所だ。3年後には完璧に

なっているが、今日俺の気配に気づかなかった未熟さからみて、まだのようだ。とまぁ、ここまでが炎ちゃんにとって突くべき所だから、しっかり

覚えていてくれ!」と、魔王もいつになく真剣だ。「続けるぞ?今度は炎ちゃんにとってアンラッキーな点。1つ、頭の良さ。2つ、破壊力の凄さ。

3つ、武器や魔法の使い方、副作用においての熟知度。4つ、スピード。5つ、残忍性だ。1の頭ではラルトでも負けるかもしれない。2の、

破壊力・魔法の威力など総合的に学生レベルではない。3の熟知度は完璧だ。俺でも覚えてないかもしれない。4のスピードは仕方がない。

あいつの小さい子供の体に対抗できるのは、獣系ぐらいだろう。5の残忍性は今日炎ちゃんも確認済みだと思う。」「最悪の方が1個多いね(青)

う〜〜〜〜;俺どうしよう?!俺、本当に魔術とか苦手、というか出来ないし;それに、体術や剣術だって人並み(?)だし;」「炎冷!!」「煤I?;」

見ると魔王は少し怒っているようだ。流石に炎冷も「ごめん・・・。」と言って謝った。それはそうだ、こんだけ分析して頑張ろうと言ってくれてるのに、

やると言った自分がこの調子では勝てるものも、勝てない。そう炎冷は思った。その考えを見抜いた魔王は、少し溜息まじりに、立つ。

「分かったのなら全然OK。俺には自信がある。だから魔王になれたんだ。」「えぇ;じゃぁ、魔界一自信家だったから魔王になれたって事?(笑)」

「まぁ、そんな所だ!」という本当に自信満々の魔王に、少し励まされたような気がした炎冷も立ち上がって「ルーちゃん、教えて!どうやったら

俺が変化に勝てるのか!!」と、気合のはいった質問をすると、嬉しそうに魔王は炎冷の頭をくしゃっとなで、「OK、OK☆その調子だ!」と

笑いあった。

(修行)

「まず、マイラを倒す為に炎ちゃんがするのは、術の会得・攻撃パターンの基礎・魔術の基礎知識だ。」と語る魔王。「え!?あの変化を倒すのに

その3つだけでいいの!?頭は!?スピード対策は!?防御の仕方とか・・・!;」と焦る炎冷の前で、一人余裕な笑みを浮かべる魔王。

「いいんだよ、この3つで。3つといっても、覚える事はきちんと覚えないといけないし、会得する時間は少ないから早く会得するよう努力が必要

なのだから、決して楽じゃない。この3つがしっかり出来てたらいいんだ。」「ふーん。よし!俺頑張るよ☆」という満面の笑みの炎冷にきゅ〜んv

となる魔王は、「あぁ、マイラさんもこのくらい純粋で、このくらい健気なら最高だったんだけどなぁvvvv」と自分の世界へ突入。「ちょっと、ちょっと

ルーちゃん?;」「は!?;さ、さっそく一番時間のかかる、術の会得だ!;」「術って、魔術?俺魔力0だよ?どうするの?」という質問に、魔王は

「ちょっと手を貸してみ?」と言って、炎冷の手を両手でしっかり握った。すると「目をつぶって、炎ちゃん。気を静めろ。そして、俺を信じろ。」と

静かに言うので、炎冷も黙って気を静める。すると、ルシファーの体から黒い魔力が炎冷の手を伝って、体全体を覆う。その状態から1分くらい

経っただろうか。「目を開けていいぞ?」という魔王の言葉に従って目を開けた。別に自分に変化はなさそうだ。「何か、熱かったけど、別に、

どこも変わってなくない?」と自分の体を点検している炎冷に、魔王は「俺の魔力を分けてやったんだ。そのくらいあれば、100回練習しても

大丈夫だろう。・・・ちょっと座っていいか?;」「う、うん。どうしたの?;」と、少し汗をかいている事に気がついた炎冷が心配する。

「なぁに、他人に、それも、人間という別の種族に魔力を分けて、それを使えるようにしたんだ。だから、少しバテただけさ;あんまり、というか、

誰かにした事はないからな、慣れてなくて。でも上手くいった。炎ちゃんは、センスはあるのに魔力を溜めたり作ったりする機能が何一つないから

出来ないだけで、その機能を与えてやれば結構いい線いくさ。」という魔王の言葉に、自信が沸く。「ありがとう。ルーちゃんはそこで座ってて

いいから、俺に何をしたらいいかだけ、指示してよ!」「そうさせてもらう。まずは、小さい技なんていう基礎の練習はパス!小さい技は、大きい

技が使えるようになったら、簡単に出来るからな。大技から覚えるぞ?」「う、うん;」すると、魔王はしーんと黙って考えている。

「ど、どうしたの?;(まさか、やっぱり無理とか!?)」「・・・・何がいい?;(うっかり)」というお茶目な魔王ルシファー。「そんなの知らないよ!;

今まで考えた事も無かったんだからぁ!;」「や、やっぱり?;アハハハ・・・(苦笑)そうだなぁ・・・例えばさ、こう・・・こんなのしたいなぁvみたいな

イメージがある方が、覚えやすいんだよ!(うん)」「え。イメージねぇ・・・何かさ、ドン!!って感じ☆」・・・しーん・・・「ど、ドン?;(何それ)」

と一生懸命イメージを伝え始めた炎冷。「ようは、召喚!みたいな感じだよ!」「あぁ〜はいはいはい。召喚ね、召喚(納得)何出す気?」

「え!?;いや、何かよくゲームとかであんじゃんか!召喚!グリード(誰)!!みたいなさ(照)」「・・・・グリード???;」「と、とにかく!;

何か自分の魔物を召喚したりして、敵を倒すやつとか、なんかの力借りて大技打つとかさぁ。」「あぁ、マイラみたいに自然界の元素の力借りて

魔術するって事か?」「え・・・そうなの?」「そうだよ、あいつが魔術使えるのは、エレメンツだからだもん。」とマイラについての発見をする炎冷。

「そういえば、俺って分身なのに変化の事あんまり知らないや。へぇ、そうなのかぁ。」「でも、炎ちゃんはそういう魔術よりも、創作魔術の方が

向いてると思う。」と聞きなれないワードにまたも?。「ようは、自分のイメージだけで、その魔術を形にするってヤツだ。まぁ、どっちかっていうと

魔法に近いかな。」「魔法かぁ・・・。どうやってやんの?」「へ?・・・・(どうやんだっけ?;)・・・・・・・た、例えば〜・・・!まず黒い球体をここに

生み出したいとする!」「うん、それで?!」「・・・・こうイメージして、魔力を手に溜める。ココで肝心なのはイメージをしっかり持つこと。ここには

今球体があるとイメージする。しかし、どうやって球体を作るかと言うと、俺は丸めると球体が出来るというイメージなので、その通り魔力を丸める。

なるべく製作のイメージとシンクロさせるようにするのが、コツだ。そして気をそこにググッ!と集中させると・・・!」・・ポン!・・「おぉ!」

「とまぁこのように、黒い球体が出来る。まずは、製作のイメージのトレーニングだ。黒い球体を作ってみて。」「うん;イメージ、イメージ〜・・・;」

「出来たら普通に呼んでくれ。買い物していても俺は聞こえるから。」「イメージ、イメージ・・・うん!;イメージ・・・。」{はまってんなぁ。よしよし}

と、街に基礎知識等が載っている書物を買いに行くルシファー。本当に面倒見がいい魔王だと思う。3時間経過。まだ出来ない。

「っかしいなぁ;何で出来ないんだろ〜。」と草むらに倒れこむ炎冷。「本当に俺・・・・!いけない、こんな事言ってたら変化に負けちゃう!;よし!

・・・・・。」  「イメージをしっかり持つこと。」「なるべく製作のイメージとシンクロさせるようにするのが・・」  {イメージを・・シンクロさせる・・・。

俺の球体のイメージは、ルーちゃんと違って何か転がす事。でも、手の上じゃどうやって転がしたらいいのか分かんないよぉ!・・・・。}

「もぉ〜!ルーちゃぁ〜ん(泣)」と大声で叫ぶと、「呼んだか?」と本を抱えた魔王が背後に立っている。「え!?;い、いつの間に;」「今呼ばれたから

飛んできたんだよ。出来た・・・んじゃないのか(溜息)」と説明。「・・・・ごめん、俺のせいか;」「へ?(泣)」「俺が手の上と言ったからと言って、何も

手の上だけでしか作れないわけじゃないんだ;手から魔力は大体でやすいから手と言っただけで・・・(苦笑)だから、炎ちゃんの創作なんだから、

炎ちゃんがルールで、炎ちゃんの好きなようにすればいいんだよ。」「俺の、好きなように?」「そうだ。転がすイメージなら、しゃがんで転がす動作

をしたらいい。確かにしゃがんで出来る魔法も珍しいけど、それが創作魔術の魅力なんだから。」「分かった!・・・・おいしょっ!転がす転がす・・・」

とイメージしながら何もない草の上で転がす素振りをすると、どんどん魔力の塊が出来てきた。「んん〜〜・・・・!!!!ほっ!!」・・・ポン!・・・

『・・・・・・』出来たのは、魔王とよく似た黒い球体だ。「やったぁ!!出来たよルーちゃん!初めて、初めて魔法が出来た!すごい!楽しい!

面白〜い☆」とはしゃぐ炎冷をほほえましく想う魔王。「よくやったな、炎冷!(少し助言をすれば理解出来るのは、やはりセンスがいいな)よし!

次はその作った球体を浮かせ、完璧に的に当て、当てた直後何に変化するかまでイメージ出来たら、創作魔術は完璧だ!それが終わったら、

次は召喚術だな。これはすごく難しいぞ。」「そっかぁ、やる事いっぱいあるんだねぇ・・・。でも、俺でも召喚術って出来るの?」「この魔王の魔力

が分けられた炎ちゃんなら、すごく難しいが大丈夫だ。間に合わせる!」「どう難しいの?」と炎冷も初めての魔法で自信がついたのか、熱心だ。

「うん。まず召喚術は精神・体力・魔力で決まる。ここで目的のマイラと比べると、炎ちゃんは成功したら最高に有利だ。マイラよりも召喚術には

向いてる。なぜかというと、炎ちゃんは気づいてないかもしれないが、炎ちゃんにはガッツという精神力がマイラより優れ、すごく安定してる。

そして体力!マイラの最大の欠点とも言える。」「どういう事?欠点は最初の4つだけじゃ・・。」と言いかけるとちっちっちっと指をふる。「実はそれが

マイラが不完全な所なんだ。あいつの利点でもある体の大きさ。そのおかげでスピードに対してはぴか一だが、打撃を与える攻撃は軽いし、

スタミナ・体力が無い。子供の体は、大人の体にまだ成長していない進化途中の体だから炎ちゃんよりも不利になるんだ。それにまだ、実践経験が

乏しい体と打たれ度では炎ちゃんに勝てない。炎ちゃん言ってたよな?自分はいつもポコスカやられてるって。」「う、うん。そうだけど。」「そこが

またいいんだ!ようは、完璧になっている3年後のマイラの攻撃に慣れている炎ちゃんが、この不完全な世界のマイラの攻撃に倒れる可能性が

低いんだ。だから、失敗してもなるべく当てて、マイラの体力を削れば、勝算は充分あるはず。」「なるほどね。そう考えるとちょっと勝てるかも!」

「しかし、それは打撃のみの話だ!」とビシッとさす。「でも、召喚術が出来たら完璧でしょ。」と逆に指をびしっとさす。「(ちょっとびっくり)その調子

だ!俺の魔力があるから、普通は自分で召喚する生き物を育てるんだが俺のを貸してやる!俺のはオールマイティ最強だと思うからな☆ようは、

俺の精神とシンクロさせる事に成功すれば、召喚できる!でも、他人とのシンクロっていうのはかなり難しいからな、信頼の問題だ。その召喚獣は

出せても暴走する事がないように、俺があらかじめ話しておく。人語も理解出来る長年のペットだ。一番優しいヤツにしてやるから、頑張ろうな?」

「うん!」

それから1週間。起きている間は創作とシンクロの特訓。寝る時はしっかり寝て起きて朝食を食べながら基礎の勉強。こうして、こつこつと修行を

かさねて炎冷もたくましくなってきた。

(トーナメント受付会場)

「出場権の提示お願いします。」と出場権をあらかじめ、過去魔王からまた特別に作ってもらったのを受付嬢に渡す。「はい、確かに。・・・・

出場はお2人で宜しいんですか?変更は出来ませんよ?」「あぁかまわないさ、お嬢さん。」「はい、ルシ・ルー(偽名)様と炎(偽名)様で受付

ました。チームNo.16.です。この札を必ず付けて出場して下さい。」「OK,OK!ありがと。」とその場を去る魔王ことルシ・ルーさん(笑)

その様子をじっと見る4人。「あいつ等本気やな?ええわぁ、ええ度胸やわ。」「当然だろ?私に喧嘩売って逃げられるわけないんだから。」

「何だか知らないけど、始末はあんた達でつけてよね?大体、仲間にならないからって病院送りにしなくてもいいのに。」とナイスバディな女が

言う。その隣の長髪の男はただ黙っているが。「弱いヤツが、いきって強者に従わないからよ。弱者は強者と違って変わりはいくらでもいる。

クズなんだよ・・・!」と言い放つマイラを、ただ無言で賛同しているのか、謎の多いマイラのチーム。そして、明後日、問題のトーナメントが

幕を開けようとしていた・・・

TOP NEXT