「第3話ファーストを求めて!〜前編〜」

 

はてさてやってきたのは、3年前のマイラの母校リーゼンベルト。『成功だぁ☆』と感謝感激の二人は運良く校内のとある庭に出たようだ。

「さぁ!マイラを探していざ確かめん!v」とルシファーがはしゃぐと、「待ったルーちゃん!」「ん?どうした炎ちゃん?」と言った瞬間に炎冷は

魔王を茂みの中に連れ込む。「・・・・俺そういう趣味は・・・;」「無いよ!(怒)この格好のまんまだったらさ、かなり目立つ事ない?;」「あ・・」

そう言われて見ればと自分の格好を再度見る二人。「魔王がいきなり学校に来たら、パニックになって詮索どころじゃなくなるって;」

「確かに・・う〜ん・・・・。そうだ!ここの生徒になればいいじゃないか」と手をポン!とつく魔王。「あぁ、それいいね☆一時なりすまして・・・。」

「違う、違う。分かるまでずぅ〜っとここの生徒になんのv」「・・・ホントに?」「うんv」「ここの生徒に?」「うんv」「正式に?」「うんv」『・・・・・・・・』

「いつ帰れんのさ、そんな事してたらここで一緒に卒業しちゃうかもじゃん!?;」と御気楽な魔王のむなぐらを掴む炎冷をなだめるように、「平気

だってぇ。だって、分かったら帰るんだし☆」とそこまで自信を持って言われると、炎冷もここは一つ魔王を信じてみる事にした。「でも、そんな簡単

に生徒になれるもんなの?」「それなんだよなぁ。俺が魔王ってのを隠してするからさぁ・・・そうだ!頼めばいいんじゃんか俺に!」「は?;」

「だ〜か〜らぁ〜。今ここにいるのは未来の俺!この世界には3年前の過去の俺が君臨してるって事だろ?だったら、自分に頼んで秘密に処理

してもらえばいいんだ!」と満足気に言う魔王。「でも、信じるかなぁ?でも、ルーちゃんだったら何か簡単に信じそう!」「それ、褒めてんの?;」

(魔王城)

「よし!ここまで侵入OKv」「・・・・・。これ変くない?」今二人は魔王城の中にこそこそと侵入し、当等魔王の間まで来たのだ。「だってさ、流石に

俺は信じても、他の奴等は無知だから信じなさそうじゃーん?(えへっ)」と無邪気な魔王。いざ、扉を開ける。「聞けぇ!俺!!!!」と豪快に

扉を開いた魔王。その目の前にはいつも通り、三人衆を従えて中央の椅子に座っている自分がいる。「へ、陛下・・・?;あ、あれ??」とかなり

混乱しているが警戒している三人衆と過去魔王。それを無視するかのごとく、ずかずかと入っていく魔王に炎冷はくっついて歩く。

「貴様、俺の姿で現れるとは何者だ!?」と過去魔王からQ。「俺は未来のお前だ!頼みがあってここまで来た。」「何?」「陛下、お下がり下さい。」

とラルトが指示を出すが、「かまわん。」と前に出て行く過去魔王。「・・・未来の私だと・・?」と言ってじぃ〜・・・と見詰め合う二人。「確かに魔力の

流れや目の色など同じだが・・・。」「どこ見たって鏡の自分だろうが!」と未来魔王が言うと、「・・・・何かふぬけてないかぁ?;」とずっこけるような

事を言う過去魔王。「失敬な!!(怒)貴様自分に言ってるようなもんなんだぞ!?」と怒りをあらわにする未来魔王を抑える炎冷。そして説明。

(説明約3時間)

「ふぅ〜;」「なるほどな。で?その付き合ってる女ってどんなヤツ?今俺が付き合ってる女の中の何番だ?」と聞いてきた。「う;・・・・

それは・・・3年後の秘密だ。未来が変わってしまうからな。」と上手く逃げた。「いいだろう。自分の頼みなら仕方が無いか。ラルト、書類を作って

今渡してやれ。」「はい。でも陛下らしいと言えばらしいですね。3年後の私は元気ですか?」「元気、元気!相変わらずの親馬鹿ぶ・・・!」

と炎冷が言いかけたが未来魔王が止める。「元気だって言いたかったらしい!;(苦笑)」「は、はぁ;」そして書類を貰うと、過去魔王から二人に

制服をプレゼントされた。「健闘を祈る、未来の魔王よ。」「あぁ、頑張れよ過去の俺!」そう言って万事上手くいき、炎冷とルシファーは安心して

マイラを探す事が出来る環境を作った。「やれやれだねぇ。」「俺、結構制服似合うなぁv」と自画自賛。「まぁルーちゃん見た目若いからね〜。」

「そうそう、まだまだヤングだろう?v」と死語言う所はおっさんだねとは言うに言えないが・・・とにかく、さぁまずは!!

「マイラの教室に行ってみよう!丁度今休み時間らしいしな。」「うん。」そう言って人に聞くと、やはりマイラは有名らしくすぐに分かった。

「すいません、ここにマイラって子います?」「マイラ様ですか?マイラ様でしたら今日はまだ。きっといつもの所で、お昼寝かと・・。」とクラスの女子

の情報から、裏庭の竹木と呼ばれる、竹と木が合体したような魔界の樹木の上にいつも昼寝しているらしい。「結構不良だな、変化って〜。」

「いいなぁ、いいなぁ。学生というのはこう・・・初々しいなぁv」とおっさん丸出し魔王。そして、「あそこ曲がった所だよ。」・・・・ぎゃぁ〜!;・・・

『!?』誰かが悲鳴を上げている声がする。「まさか、マイラ!?;」と思ったが、角から少し見えるのは男子生徒のようだ。様子がおかしいので、

二人とも気配を消して茂みの見えやすい位置に移動。そこで見たのは「ゆ、許して下さい、先輩・・!;」と必死に許しをこう3人の男子生徒。

そして、先輩と言われてるのは「先にそっちがイチャモンつけてきたんだろーが、クズが!」「俺らのチームが反則やって?」と見下したように

立っているのは。「変化と誰・・・?;」そう、後輩をしめていたのは髪の毛が真っ赤のマイラと、関西弁なまりの男だった。「どうする、ルーちゃん?

助けてあげる?;」「うーん・・・;厄介な事には首を出さない方が・・・;」と言った瞬間、マイラが片足で一人のアゴめがけて蹴り飛ばした。宙を舞った

その生徒は瀕死だ。残った二人の内一人は叫びながら走って逃げようとしたが、マイラの仲間に「バーン!」と手をピストルの形にして撃ったふり

だと思いきや、本当の銃に撃たれたかのようにその場に倒れた。「さぁ〜て、最後はもっと楽しませてもらおうかぁ?」とマイラが一歩歩いた瞬間、

「もう俺見てらんない!」「炎冷!!;」と飛び出して行ってしまった。「おい、お前等!いい加減に弱い者いじめはやめろよ!変化も情けないと

思わないの!?(怒)」と登場した男に、二人とも全く無表情で、「誰だ、こいつ?」「知らんなぁ。変化ってなんの事や?」と言いながら、

男を「邪魔や」と言い放ちながら、ゴミでもはらうかのように足で蹴り飛ばした。「狽ぁ!?」最後の一人は壁に埋まるぐらいめり込んでいる。

「ボネス。私が連れてきたんだぞ?(むすっ)」「お前にはこの正義の味方君残したやんかぁ。」「く!;・・・・!?」「まぁ、そうなんだけどさ。」

と背後からいつの間にか声が聞こえたので、振り返ると目の前ギリギリに刃物が。思わず腰を抜かして座り込んでしまった。しかし、常に離れる

事を知らない刃物の先端は自分に向けられたままだ。「誰だか知んないけど、だっさくね、正義の味方君?このまま顔の皮ゆっくりゆっくり剥しちゃ

おうか?」と楽しそうに炎冷を見つめるマイラ。まるで悪魔のようだ。「それもええけどな、マイラ。正義の味方君のお連れさん、えらい怒ってる

みたいやで・・・・;」「!?」マイラがボネスに視点を合わせると、ボネスの背後にはルシファーが、鋭い爪を首筋にたてようとしている。

「は〜い、ガキの遊びはそこまでvおイタはダメだよ、二人とも。しかも、そこで腰抜かしてる正義の味方君は俺のオキニなんだから。俺、怒っちゃう

かもしれないぞv」と口調はやさしくても、目が笑っていない。只者ではないとマイラも感じ、炎冷から手を引くように立ち上げる。「助かったぁ;」

「私の仲間も離してくんない?」「・・・・いいだろう。」「ち!」そういってボネスを離し、瞬間移動で炎冷の元に行くルシファー。「大丈夫か、炎ちゃん?」

「あ、ありがと;ルーちゃん。」「キモイんだよ、テメー等ホモか!?」「見ん顔やなぁ、転入生か?学年はなんや?」「貴様等と同学年だ(嘘だけど)

何故こんなくだらない事をする?」「そこで死に損なってるクズ共が、難癖つけてきたからどっちが正しいかやってただけよ!」とマイラは一歩も

引かない態度で返してきた。「それが、これという事か?愚かな・・・。」「なんやとぉ!?(怒)」「やめときなボネス。その腰抜けはともかく、そいつは

強い。ここでやるよりトーナメントで殺りゃぁいい。」「トーナメント?何それ?」しかし、二人とも黙ってかなり警戒しているようだ。「そのトーナメントで

もしお前(マイラ)に勝ったら、二度とこんなせこい事はしないと約束しろ。」「買求[ちゃん!?;」「おもろいやないか、マイラ?」「じゃぁテメー等負け

た時は、さて何してくれんだよ?」

「・・・・・もし負けたら、炎ちゃんを好きにしろ!!戦うのは炎ちゃんだ!!(ずばり)」「狽ヲぇ〜!?;何勝手に約束しちゃってんの、おい!?;」

「だって、炎ちゃんが出て行くからこんなメンドーな事になったんだよ?」「で、でも;だからって・・・;」「いいねぇ、それ。面白いじゃんか。そこの

腰抜け顔は悪くねぇから、SMゲイバーに(※ホモの店)売り飛ばしてやる!」「逃げんなや!?」そう言ってマイラ達は行ってしまった。

「ル〜ちゃーーーん!??(号泣)」「まぁまぁまぁ;」「どうすんのさ、どうするのさ!?大体トーナメントって何よ!?何なのよ!?ねぇ!?;」

と炎冷は大混乱。無理も無いが。「だって、仕方ないだろう?;」「何が!?;(泣)」「あいつ等、というかマイラは絶対あぁでも言わないと、その・・・

炎ちゃん一人の時狙って殺しに来るかもしれないから;トーナメントって、つまりは大会だろ?確かこの学校では、昔から卒業生のみのトーナメント

を開く行事があって、そこにお偉いさんとか、スポンサーが将来有望な生徒を見に来たりするんだ。きっとその事だろう。それよりも・・・」「何?(泣)」

と魔王が指を指す方向にはやられたままの生徒達が。「狽ぁ〜!?;き、君達大丈夫か!?;」と一人一人駆け寄る。「下がっていろ。」と魔王が

3人の傷付近に手をかざすと、治癒の魔術でみるみる回復しているようだ。「すげぇ〜・・・。」「何、簡単な治癒の魔術でも、魔王の俺がやると

医療班なみの効果が出る。・・・・これで大丈夫だろう。後は、ゆっくり1日休めばいい。」そう魔王が言った瞬間、一人が「うわっ!?;た、助けて

下さい!すいません、すいません・・・;」と脅えたように訴えてきた。「大丈夫、大丈夫だよ!俺達は味方だって;落ち着いて!;」「!?・・・;」

炎冷の言葉が伝わったのか、息はまだ荒いが状況が飲み込めたようだ。残りの二人も同じような感じで意識を取り戻した。「ありがとう。助かり

ました。」とそれぞれに本当に感謝される二人。「本当にあれ変化だったのかなぁ?;超最悪じゃん;」「へ、変化って・・・?;」と一人が聞く。

「あぁ、えーっと、マイラの事だけど・・・。」『!?』その言葉に又敏感に反応する3人。「あいつは悪魔だ!;」と一人が言い放った。「え・・?」

「いつもあぁなのか?」という問いに無言で答える。「いつもちょっかい出さなかったら平気なんだけど、機嫌が悪かったり、少しでも逆らうと・・・;」

「今日みたいになる・・という事か。(たくっ、俺の彼女がまさか不良だったとはなぁ;イメージ最悪だし;)」「でも、今日は機嫌が悪かったのかな?」

と炎冷に尋ねられた一人が、「あいつ等が悪いんだ!」と怒りをあらわにするような事を言い出した。「トーナメントには、最高5人まで出場可能で。

俺達4人で出るはずだったんだ。ここにいないザイっていう俺達の仲間は、結構治癒魔術のスペシャリストって事で、この学校1だったんだけど。」

「あいつは俺達と仲が良くて、4人で頑張ろうなって言ってたんだ。そしたら、マイラのチームがザイをスカウトしに来て・・・。」「それで、断ったと?」

『・・・・・・』少し沈黙が続いたが、炎冷が「そのザイって子は今なんでここにいないの?;」と聞いてみると、「あいつは今・・・病院にいる。意識が・・・

戻らないんだ。マイラにやられて・・・!」というと本当に悔しそうな顔をして俯いた。「変化・・・いや、マイラがそんな事するもんか!(怒)」と炎冷が

言った生徒のむなぐらをつかんだ。「おい!炎冷!!;」と魔王が止める。「マイラは、俺の知ってるマイラは・・・!;」「俺達の知ってるマイラは、ここ

にはいないんだ!;」と炎冷を何とかなだめる魔王に。「どういう関係かは知らないけど。あいつは、特にマイラは、弱くて頭の悪いヤツを魔族だ

なんて、生き物だなんて思ってない!ゴミ同然の扱いしかしないやつなんだ!;」「そんな・・・;」「君達は良い人だから忠告しとくけど、もしも

トーナメントであたっても真面目にやらない方がいいぜ?」「殺されるよ。じゃぁ、俺達行くわ・・・;」とそそくさと3人は行ってしまった。

唖然としている炎冷に、何て言葉をかけたらいいのか分からないルシファーは、ただ黙る事しか出来なかった。そして炎冷は・・・

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