「陛下」

 

中々理解されないの

可哀相な人

貴方不器用だから

可哀相な人

私みたいに優雅に世を舞えないの?

可哀相な人

優しくなくて

可哀相な人

強くなくて

可哀相な人

自分を守って

可哀相な人

貴方この前言ってくれたよね?

「世の中にルールさえなければ、閉じ込めてしまいたい」

私はかまわないよ

閉じ込めたければ閉じ込めればいい

貴方の言葉が本気なら

誰にも文句は言わせません

私が貴方を守ってあげる

誰も貴方を止めません

貴方は可哀相な人

そんな貴方を愛してしまった私もまた

可哀相な人

ねぇ 陛下?

私貴方と一緒にいてあげるよ?

こんなに想っている私に

まだ抗うつもりなの?

力も無いくせに

知恵も無いくせに

勇気も無いくせに

可哀相な人

抜け殻みたいなくせに

変に人間みたいで

女々しいくせに

変に男みたいで

面白い人

人間臭くてたまらなく嫌なときもあるけど・・・

ねぇ 陛下

私貴方が欲しいの

本当に閉じ込めたいのは

手錠をつけてしまいたいのは

貴方なの

私は貴方には想われないけれど

私が貴方を想っているから

私が束縛したいの

違う

させてよ

お願いだから

この世に私とだけいましょ?

そうしたらもう裏切られる心配なんて無いから

貴方がずっと想い続けてくれるのであれば

私は貴方の作った何かのロボットのように

頑なに貴方を守り

貴方を愛し

貴方を想うから・・・・

ねぇ 陛下

この世は汚いの

汚くしたのは人間なの

貴方はその人間なの

だからもちろん貴方も汚いの

欲にまみれた人間は嫌われるけど

それこそ貴方方人間の姿なのだから

受け入れなさい

私はそれが貴方の姿だというのなら

なんら抵抗することなく手を広げましょう

逆にそれは違うというのなら

私は貴方を染めましょう

人間なら人間になりなさい

誰が綺麗なモノを決めたの?

誰が汚いモノを決めたの?

くだらない事だわ

貴方がどんなに快楽に溺れても

私が人工呼吸をしてあげる

だから・・・

ねぇ 陛下

私のところに・・・いらっしゃい

 

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