「忘年会」

 

ここ、魔界でも忘年会をする会社などが多くなる時期。魔将軍第5番隊/破壊課でもそれは例外では無かった。

仕事終わりに魔将軍最高指揮官マイラが、直属部下のサモン・炎冷・ルルテ・ザッパを引きつれこの有名

料亭「酒池肉林」にやってきて、豪勢に忘年会をしていた。皆、無礼講で楽しんでいるようだ。

何故このメンバーでの忘年会かというと、炎冷の「忘年会がしてみたい!」というぼやきがきっかけだが、そんな

事は忘れて楽しんでいた。「俺、忘年会とか初めてだけど、面白いねぇ!(酔)」と炎冷も気に入ったようだ。

「しかし、ルイさんを呼ばなくていいんですか?」とサモンがマイラに問うが「ん?いいの、いいの!彼女とは二人きりで

又するからね☆そ・れ・にv」『それに?』と尋ねた瞬間、マイラがパンパン!と手を叩くと、「ごめんやす〜v」と芸子やら

舞妓やら三味線引きやら入ってきた。4人とも驚いて酒の手が止まる。

「マイラ様、こ、これは!?;」「宴と言ったら女に限る!vパァ〜!と年を忘れて楽しもうぜい!」と言って瞬時に男マイラ

登場!最初は戸惑っていたが、芸子や舞妓に乗せられてすぐに慣れていった。

こうして、忘年会が無事幕を閉じた・・・はずもなく!

〜翌日〜

「・・・・・・(青)」「どうしましたか?マイラ様?」とルイがマイラに尋ねるが、「いや、別に・・・・」と言ってすぐに飛び出して

行ってしまった。「・・・・マイラ様??;」

〜仕事場〜

「マイラ様!おはようございます!!」と放送部にかけこんで来たマイラに敬礼。「おい!直属部下につなげ!」

と回線を繋がせる。『マイラ直属部下の諸君。おはよう。』といきなり、放送で直属部下室じゅうに放送が流れる。

『これよりあげる者は、直ちに!管理部前のA-501の部屋に集まるように。サモン、炎冷、ルルテ、ザッパ計4名は

すみやかに行動するように!』

〜A-501〜

「何だよ変化〜。俺頭痛くってさぁ;」「昨日は、お世話になりました。」「これを見ろ・・・」

そう言って出したのは請求書。「マイラ様経費から落とすって・・・・経費予算残高はいくらだったんですか?;」とサモンが

尋ねると、「・・・・・・残高は戦争ないなら軽く見積もって・・・200万;」結構な残高ではないかと思ったら大間違い!

請求金額なんと「356万7千100円」である。皆沈黙する。「100万足りないじゃないですか・・・;」「ひぃ〜;」と皆引く。

「と・いう事で・・・貴様等の給料からピンはねさせてもらうから!」『ちょっと待った!!;』とSTOP。

「大体、変化があんな高そうな店に行くから悪いんじゃんかぁ!;」「そうですよ!;」「仕方ないじゃない、芸子と舞妓が

あんなに高いとは思わなかったんだし!」「親びんが読んだんじゃないですか!;」「大体〜(早送り)マイラ様のお給料

の方がだんぜん多いのにぃ〜(泣)」「何で私だけそんな出費しなくちゃなんないのよ!私は人の金使わせるのは好き

だけど、使うのは大嫌いなのよ!(怒)」「そんなん皆一緒じゃぁ〜!(怒)」

と、大混乱、大混乱!!しかし、「あ!?・・・・・・」「何だよ変化!?」「・・・・これさ、父上に・・・ツケちゃおっかぁ?(にたぁ)」

『え』と皆沈黙。「っつーか、やっぱり変化は払わないのかよ!;」「う、うるさいわねぇ!;だったら選んで頂戴!私と戦って

私から金ふんだくるのと、戦わずしてアンタ達で出すのと、父上にぜ〜んぶ払っていただくのと!さぁ!!」「う;」

そりゃぁ、ラルトでしょ

こうして、全員一致でラルトに勝手にツケる事にした。「どうせ父上だって、そのくらい贅沢してるだろうからかまわず払っちゃう

でしょ!v全部ツケとこ。そしたら経費も浮くし・・。」『えぇ!?;』

数日後、ツケの請求書が来たラルトは・・・・

「ん?・・・・・・んん?;」と悩んでいる。「どったのラルト?」とギガが寄ってくる。「うわっ!こりゃまた何食ったらこんだけ・・;」

「違う!;・・・・違うはずなんだが・・・・はて・・・???;」「それって、今流行の架空請求ってヤツかもよ?」とルシファーが

爪をとぎながら軽く言う。「架空請求?!そうかもしれない。しかし・・・ここはあの『酒池肉林』からの請求だ。」「あぁ、あそこ

の女将とも随分・・・・vvvv」と勝手に思い出して悶えるギガはさておき。

「しかし、356万7千100円とは・・・」「女でも呼んだんじゃないか?あそこ人間界の芸子やら舞妓やら居るから。」「しかし、

私はそのような接待に行った覚えもないし、この日は丁度仕事が早く終わったので、マイラの帰りを待って家で・・・・帰り?

・・・・マイラは確かあの日・・・・」

(回想中)

「マイラ、何処か出かけるのか?」と魔王城前で引き止めるラルト。「はい。今日はこいつ等と忘年会なんです☆」

(終わり)

「確かその時いたのは、炎冷に・・・マイラの部下の・・・・サモン君、ザッパ君、ルルテ君・・・・何故秘書であるルイがいない?」

とどんどん推理していく。「そりゃラルト、マイラちゃんあぁ見えて結構俺系統の人間だもの。女がいたら、女遊びも出来ない

じゃんか(笑)」とギガからアドバイス。「ほぼ決まりかな、決まりかなぁ〜」と言って何処から持ってきたのか扇子で扇ぐ魔王。

「しかし、マイラが私に断りもなく・・・しかもこんな額・・・・;少し言わねばなぁ・・・。」

(呼び出し)

「マイラ。よく来てくれたね?」「はい、父上の頼みですものv」「(可愛いv)忘年会は楽しかったかい?(にこっ)」「え?;(何か

今忘年会ってワードだけ発音が・・・;)え、えぇもちろん。おかげさまで・・;」「お蔭様とは・・・どういう意味かな?(にこにこっ)」

と言いながらマイラに歩み寄り膝を曲げて話すラルトに、少々引き気味のマイラ。「いや、その・・・;」と言葉につまる。

「ところでマイラ、架空請求って知ってるよね?」「え?」「実は父上の所に、架空請求が来てしまって、その額がありえないんだ!

一体何でこうなるのか・・・!」と言ってマイラのツケをピラッと出す。「(げっ)う、うそ〜ん;た、大変ですね、父上。でも、父上でし

たらその程度の金額・・・・;」「そうなんだよ、払えないわけじゃないが、払う義理が無いよ。だって、可愛い可愛いお前ならまだし

も!身に覚えのないヤツの請求を払わされるのも、金の無駄だと思うんだ・・・違う?」と尋ねるまでもなく、静かに頷くマイラ。

「だから、裁判にでもかけようかと思って・・・」「さ、裁判!!?;」「どうしたマイラ?」と今回ばかりは魔王も味方ではないようだ。

「べ、別に・・・大袈裟な・・・;」「だってねマイラ?父上だって魔族なんだよ?三人衆のラルトに喧嘩を売るなんて・・・・久しぶりに

戦いでもしなくては・・・腕もなまるじゃないか・・・ねぇ、マイラ!!?」とマイラに振るが・・・・「ごめんなさい!!!!;;;;」

マイラ惨敗

「いくら自分に収入が出来たからと言って、こんなに多額の金額を黙って子供が使ってはいけません!」「すいません;」とマイラ

含む4人も呼ばれて正座。「他の4名も、いくら上司だからと言って、全て正しい行いをしているとは限らないのだから、マイラが

怖いのなら、私に相談するように!良いな!?(怒)」『はい;申し訳ございません;』「して、芸子や舞妓を呼んだのは?」

と問いかけると。「変化」「マイラ様×2」「親びん」と名指し。「お前らなぁ〜!;少しはかばいなさ・・・!・・・・すいません;;;」

「マイラも、最高指揮官として部下を脅威で従わせるのは、まだまだ未熟者の証拠だよ?」「はい;」「熟練の最高指揮官というの

はだな・・・」

と長々とラルトの説教を受ける事2時間。「とりあえず、今回のこの金額は父である私が、子の責任として払う。もう二度と勝手に

このようなくだらない事をしないように!・・・・返事・・。」『はい!;』

(無事終わって)

「父上に怒られた・・父上に怒られた・・・(泣)」「マイラ様、泣かないで下さい;>サ」「はぁ〜あ;たくよー!ラルトの説教って長い

んだよねぇ〜。やっぱ年取ると、魔族も説教くさくなるのかなぁ?」「そうかもね〜;」「いやはや、参ったぜ;」と言いながら、皆

帰った。その後、その事はもちろんルイにばれて、マイラは二重でお説教を聞くはめになったのだった。

「もぉ、何で私ばっかり・・・(泣)」

こうして、5人の忘れようにも忘れられない苦い記憶として、幕を閉じるのであった。

忘年会で浮かれすぎに注意!

〜END〜

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