「第8話〜猫×マイラ=凶暴〜」

 

「やっと片付いたか。・・・・ちょっと時間をとりすぎな、早く帰還して陛下に電子報告書を発信して」と側近を務めていたお馴染みのサモン

に伝える。「了解しました!」と即座にとりかかり、皆に指示をだすサモンに安心しきったマイラは、戦利品が運ばれるであろう倉庫部屋に

足を運んだ。「今回は何かなぁ?vウフフフフ」と甘い声を漏らす様子は、先ほどの緊迫した魔将軍の顔ではない。もはや、お小遣いをもらいに

いく子供だ。それはさておき、到着v見張りをおっぱらってv宝箱の蓋を開くかのような気持ちで、マイラは両手で閉ざされた扉をゆっくりと開けた。

すると・・・

そこには輝かんばかりの宝と武器と金が!思わず「きゃーーvvv」と歓喜の声を出そうと思ったのに、『おぉぉぉぉぉ〜〜!!v』「ん?」

振り向くとそこにはお馴染みの三馬鹿、炎冷、サモン、ザッパが。「こ、こら!何でお前等がここにいんのよ!?(怒)」「いいじゃん別にぃ。

俺達が頑張って手に入れた戦利品を見に来たって、なぁ?」と炎冷の言葉に合致の二人。「ちょっと、ちょっと!なぁ〜にが俺達が頑張って

よ?あんた達のせいで時間くったんじゃないの!」「まぁまぁまぁ;」と少し火がついたマイラをなだめる炎冷。その時ザッパが一言。

「でも、親びんこそ何でここにいるんですか?」『へ?(マ×炎)』 「だって、ここにある戦利品を見に来たって、全て魔王陛下のモノになる

わけなんでしょ?なのに、何でわざわざ??」「あ〜マイラ様猫ばば〜する気〜だったのではぁ〜?」と言われパッと炎冷の首を絞めていた

マイラは手を話し、「失敬な!・・・・・・気に入ったのがあったらルシファーにおねだりしようと思っただけよ(赤);」と半分図星。「どれどれ〜?」

「あ、こらっ!;」勝手に部屋の中に入る炎冷を追うように、皆中に入った。たくさんみんなで詮索、詮索。すると、ルルテが口を開いた。

「なぁにこれ〜?」と指差したのは、大きな猫をモチーフにしたかのような絨毯だった。それは確かに綺麗な刺繍ではあったが、少しほこりを

かぶっていて、色あせもあった。「あぁ、それは魔猫(まびょう)を封じ込めた絨毯といわれている、呪われた絨毯よ。闇市オークションだったら

中々有名な国だったから、高く売れるのよ。さわんじゃないわよ?」と言った瞬間、「ぅあ!?;」と炎冷がつぼのようなモノを持って見ていたのが

体勢を崩し、マイラに背中でアタック!!炎冷につぶされて絨毯に思いっきり飛び込むような形で倒れてしまった。「あぁ!?(青)」

「親びんだいじょぶですか!?おいこら炎冷!早くどきやがれ!;」と炎冷をひっぱり起こすザッパ。むくっと起き上がるマイラの心には

地獄の業火級の怒りが・・!;「お前はぁ〜・・・(激怒・わなわな)」「ご、ごめんごめん;てへっv;」

「てへっvであるかだぁーーーほーーー!!!!(どあほ)」

「お帰りなさいマイラ様。先ほど陛下に電子報告書・・・を・・・・;;;;」ずかずかといかにも機嫌悪そうに入ってきたと思うと、後に二人に

もたれて必死に歩く炎冷を見て、あぁ・・また何かしでかしたな。とサモンは感じ、すぐに席についたマイラに謝罪。何故なら部下の管理を

任とするサモンの責任と感じたからだ。膝を突き「申し訳ありません、マイラ様。又、炎冷様達が私の不注意で・・・;」と深々と謝罪。

「いつも、いつも、いい加減にしてほしいわ・・・!」と吐き捨てるように言うマイラに頭が上がらないサモン。かわいそうに。周りも

いつ自分達にとばっちりが来るか分からないので、ハラハラしながら仕事をこなす。「もういいわ、あなたのせいじゃないもの。

・・・・・ほら!下がっていいと言ってるにゃ!!・・・・え?;」 さっきまでハラハラ仕事をしていた者達が手をとめて、マイラを見る。

サモンも驚きながら顔を上げる、そこに見えたものは・・・!「へ、変化・・・;」「あわわわわ(青)」「な、何!?何よ!?;・・?」何だか頭が

むずむずするので触ってみる。

「・・・・・・・・・・・・・・・・。何だこれはぁ〜〜〜!??;

マイラの声がこだまする中、魔王城ではラルトがマイラの帰りを心配しながら待っていた。何故かと言うと・・・「マイラちゃんが夢の中で困り

果てて泣いてる夢だってさ。ホント飽きないよなぁ?マイラちゃんの心配(呆)」というギガの眼差しに気がつかないラルトではなかったが、

想像すればするほど心配になってくるのだ。行ったりきたりの落ち着きの無さに、呆れてものも言えなくなる。

「マイラが困る事・・・まさか!;敵軍に捕まってしまって捕虜に!?(青)でもマイラの力なら・・は!?炎冷のやつがミスをして、心優しい

マイラがそれをかばってという事もありえるぞ!?」ありえないって。「そんでもって、それでもって・・!!しまいには地下牢できつい拷問

を受けられたり・・・;まさか!?;いたずらされてないだろうか!!?(冷や汗)うぅ〜・・・・;;;;;;マイラーーーーー!!!!!」

と大声で騒ぐラルトに、「いい加減にしないか!!(怒)そんなこと、私以外に誰がするのだ、ラルト!?」と言って魔王は落ち着かせようと

ラルトの両肩に手を置く。「ルシファー陛下・・・・(キラキラキラ)」「分かってくれたか、ラルト・・!」と何故かラルトはそっと魔王の両手を包み

こむように優しく握り締めた。二人の空間が出来ている。「何・・この二人?;」「・・いつからの仲だ・・・・?」と穏やかになった(?)その瞬間。

「お、おいラルト、少し痛いよ(ははは)離さないか(苦笑)」心なしか最初よりもきつく握られているようだ。すると、「陛下?(にっこり)」

「な、何だよ??」「さっき、そんなこと、私以外に誰がするのだ、とおっしゃいましたが、あれはどーいう意味ですか?(にっこり)」

その笑顔は偽者だと悟った魔王は、逃げるように無言で走っていこうとしたが・・『ドシュ!!』と入ろうとしていた出口にラルトの大剣が・・・・

ゆっくり微笑みながら歩み寄るラルト。「ま、待てラルト!;今はそんな些細な言葉よりも、ま、マイラさんの心配をだな・・・!;;;;」

目の前に来てゆっくり剣を納めると・・・「陛下?(にっこり)」「・・・はい;(たじたじ)」

「天誅!!!!」

と切りかかろうとした瞬間、うあぁ〜〜〜〜ん!!!という泣き声と共に走ってきたのはマイラだった。顔を隠しながら走っていたので、

ちょうどお仕置きをしようとしていたラルトの溝にドスン!!「ぐぇ(青);」と一瞬むせるものの、しっかりとマイラをキャッチv

マイラはいつもの格好と違って何故か赤いフードを被っている。そんなマイラの様子にたじろぎながらも、ラルトはちゃっかり・・・

『マイラ・・・赤ずきんちゃんみたいで可愛いvvvvv』と内心では思っていた。「どうしたんだマイラ?何だか胸騒ぎがしてお前を心配して

いた所だったんだぞ?」といって頭をなでなで。「嘘付け!俺に切りかかろうとしてたところ・・・・!(ボソッ)」・・チャキッ!・・・と剣をちらつかせる

ラルトに陛下寿命100年奪われるの巻(笑)その瞬間、顔をあげたがマイラの顔は落胆にも近いくしゃくしゃの泣き顔だった。

「父上ぇ〜〜〜↓↓↓ひっく、へっく(;;)私もうぉ〜・・魔将軍無理かもしれにゃい〜〜〜↓↓↓(泣)」という驚きの引退発言にみんなも

黙ってはいられない。4人でマイラをなだめながら奥のソファーに座らせる。「・・・落ち着いたか?」「はい、ニス様(・・。)だいぶ・・・。」

とマイラもましになったようだ。ラルトはマイラの頭をなでながら、手を握ってあげている。羨ましい・・。

「一体どういう意味なんだよ!?いきなり魔将軍無理って?(ギ)」「誰かに何か言われたのか?(ニ)」『殺す!!(ラ&ル)』

「違うにゃ・・!!・・・;;;;」『?』今何か聞こえたぞ?というような顔つきになる4人にマイラはそっとフードをとった。すると・・・

何と頭には可愛らしい赤い猫耳が。。。恥ずかしい思いでいっぱいのマイラだったが、黙り込む4人の内3人がいきなり叫んだ!

『可愛いーーーーーーーー!!!!!vvvvv(ラ&ギ&ル)』

「萌えーーー!!vvvv」とギガが叫び、ルシファーは「美味しい!美味しすぎるぅ!!v」と言ってガッツポーズをしながら泣いている。

ラルトは理性で奇怪な事は言わないようにしているが、黙って写メ写メvvニスも写メ写メ(笑)そんな皆に最初は圧倒されるマイラだったが

「真面目に考えて欲しいにゃー!(怒)」と言ってとうとう怒った。しかし・・・「あぁ!毛がやっぱり逆立ってる☆マジ猫マジ猫vvv」「萌えー!」

と二人の暴走は止まらない。しかし、話が進まないので落ち着くまで早送りします。

(ピ→→→!・・・・スタート!)

「えー、何でマイラちゃんそうなったのかにゃ?v」「何か思い当たる事があれば教えて欲・し・いにゃv」と馬鹿にしてんのかと殴りたくなる二人。

しかしぐっと抑えて、「私の飛行艇の倉庫から出てきて〜・・・炎冷達を怒ってたらにょきっ!って・・・・。」「何の倉庫だい?」

というラルトの痛いつっこみ(?)に、少し口ごもるが「・・・戦利品の倉庫・・・・」と呟くマイラに、『こいつ物色してやがったな・・・。』という

顔になる4人の視線に気がついて「で、でもでも気になるじゃないかにゃ!;」「う〜ん;まぁ今度からは少し控えなさい?;」「そこには・・・・

何もなかったのか?昔戦利品の鉄武者の置物に襲われて死傷した部下の報告もあるし・・。」「マジでか!?(ギ)」あった事を思い出す

マイラが「死傷とまではいきませんが、ルルテに魔猫の話をしていたらバランスを崩した炎冷に潰されたくらいで・・・・。」「魔猫!?」

とラルトが顔色を変えて立ち上がる。「何故魔猫の話をしたんだマイラ・・・?」という真面目なラルトの顔に少し動揺しながら、「戦った

国の国宝として神殿に保管されていた魔猫の絨毯を見たルルテが質問をしてきたので・・・;それが何か?;」皆の目が、意識がラルトに

集中する。「・・・・・それは見たときは何色だった!?」「え・・・・う〜ん;・・・赤・・・赤でした!」「確かか!?」「はい、他の3名にも確認が

とれるかと・・・。」ラルトがやはりという顔しながら考え込んでいる。話においていかれている3人は「おいおいおいお、何勝手に進行して

んですかって話だぜ!」「主役は魔王だぞ!?」というありえない文句まで出てきた。「覚えていませんか、陛下?かつて、とある国に

突如として舞い降りた魔猫が悪魔の町の住人の一人に乗り移って、悪魔を絶滅の危機にまで導いた魔物を!?」「へ・・・・?」

『・・・・・・・・・・』ルシファーは一生懸命思い出そうとしているみたいだが、「・・・・・知らん!忘れた!!」・・・がくぅ〜!・・・と皆こける。

「偉そうに言うんじゃないにゃーーーー!!!(怒)」とマイラに引っかかれる。かなり痛そう。「ニス!早急に戦利品のオークションを

とめてくれ!その絨毯がないとマイラが元に戻れなくなるんだ。」「・・・分かった。」そういってニスは早歩きで行ってしまった。

どういう事か話を聞くと。まぁ早い話マイラは魔猫の絨毯に触れてしまった為、呪いにかかって今魔猫にとりつかれそうになっている

というのだ。「何を隠そう、それを封印したのはこの私です。アイツは、影と体を分裂して行動する事ができるので、普通に倒すだけでは

完璧に殺せない。そう思ったので、私は念を込めた魔力でアイツを魔術師達が作った魔力無効化のユニコーンの毛で編んだ絨毯に

縫い付けるように封印したのですが、とても魔力の強い猫だったので、自分の体とシンクロ出きたマイラの体に体の魂が入り込んだ

んだと思います!・・・・ですから、絨毯には必ず影がまだ残っているはず・・・黒い影が・・・。マイラの力は強い、しかし、魔猫は魔力で

しか倒せないから、魔力の少ないマイラは乗っ取られてしまうはずです。」「そ、そんにゃ〜〜〜;;;;」と落胆のマイラはふらっとルシファー

にもたれかかる。「じゃーお前がまたパパッと封印してくれたら、マイラちゃんは?」「マイラの中に上手く住み着いている魔猫を引きずり

ださないかぎり、少し難しい・・・それに荒業だとマイラの魂に傷をつけてしまうかもしれないんだ。だから失敗は許されない・・・・。」

全員が息を呑んだその瞬間。「おーい!変化〜?もう笑わないから出てこいよー!」と炎冷の声が。キラッと目を光らせながら

駆け抜けるマイラ。それを魔王の間でうろうろしていた炎冷。いきなり飛んできて背中に乗られたもんだから、驚きの声をあげるのだが・・・

「な、なんだ変化いきなりぃ〜;探したん・・・!」

「元はといえば・・・お前のせいだにゃーーーーーーーー!!!!!(怒)

興奮したマイラの様は、猫化によりさらに恐ろしい攻撃力を備えているのであった。。。

 

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